カタチ以外にどう違う?グリーンスムージーとサラダ
グリーンスムージーは野菜やフルーツをミキサーにかけた飲み物、つまり液体。サラダは野菜そのまま、固体。
どちらも同じ野菜ですよね。ただ単に液体なのか固体なのかという違いでしかないように思えます。
この2つは同じものなの?もし違うのならそれはどこ?という疑問にお答えしてみようと思います。
グリーンスムージーとサラダ
さすがにサラダを知らない方はいないと思いますが、ここでは比較するためにサラダとグリーンスムージーがどんなものなのか、軽くおさらいしてみましょう。
まずサラダとは、野菜などに調味料などで作られたドレッシングをかけたものや、それらと混ぜ合わせて盛りつけた料理のことです。
キャベツ、レタス、水菜、タマネギ、キュウリ、トマトなど生のままの野菜や、ポテト、ブロッコリー、豆などを煮たものを合わせたり、種類によっては卵やツナ、ハムなども材料として使われます。
一方グリーンスムージーとは、生のままの葉野菜やフルーツを、皮のまま丸ごとミキサーにかけて作る飲み物です。
アレンジとして何かを混ぜることはありますが、基本的には葉野菜、フルーツ、水だけです。
特徴として、アレンジを加えない場合、入れる野菜は葉野菜のみです。
違いはなんなの?
では実際にどういったことが違うのかということを見ていきましょう。
吸収率
グリーンスムージーはミキサーで液状になるまで回して作るので、野菜の細胞壁がズタズタになります。
植物の細胞壁は硬いため、その中に入っている栄養素は吸収されにくいのですが、それをバラバラにしてしまうため栄養素の吸収効率が非常に高くなります。
サラダの場合はそのままの状態なので良く噛まないとこの壁を破壊できないため、グリーンスムージーに比べて栄養素の吸収効率が低いのです。
ヘルシーさ
グリーンスムージーは基本的には葉野菜、フルーツ、水だけですが、サラダには大抵ドレッシングやマヨネーズをかけます。
これには油分や塩分が多く含まれ、またカロリーも高い場合が多いです。
その点でグリーンスムージーは余計なものを一切入れないのでヘルシーといえます。
咀嚼するかどうか
これはつまり食べるときに噛むかどうかということです。
グリーンスムージーはほぼ液体なので基本的には飲むものです。
対してサラダは固体なので噛んで食べます。噛むことは唾液を出すことにつながり、唾液には消化酵素が含まれます。
また唾液には、アンチエイジング効果や肌の新陳代謝を良くして美肌、美白効果があるといわれる、パロチンという成長ホルモンが含まれています。
そのためこの点ではサラダの方が勝っているといえます。
一応グリーンスムージーも、消化吸収効率アップのために噛みながら飲むことが推奨されています。
素材の大きさ
素材の大きさといっても、もともとの大きさではありません。食べ物として完成したときの大きさです。
サラダは野菜そのままなので「かさ」が大きいですが、グリーンスムージーは液体になっているので「かさ」が小さくなっています。
そのため同じ量の野菜を摂取するにしても、「食べる大変さ」というのが変わってきます。
例えば、お皿やボウルいっぱいの野菜をサラダとして食べる場合、同じ量でもグリーンスムージーならコップ一杯飲むだけですみます。
しかしこのかさを小さくすることにはデメリットもあります。
それは、ミキサーでバラバラにすることによって破壊されてしまう栄養素も存在する、という点です。
そのため全ての栄養素をそのまま摂取したい場合はサラダの方がいいということになります。
最後に
グリーンスムージーもサラダもどちらもいいところはあるのですが、個人的にはグリーンスムージーの方がオススメです。
その理由ですが、やはり「継続できるかどうか」というところが大きいですね。
大量のサラダを食べるのってなかなかしんどいんですよね……。食べるのに疲れるというのもあるのですが、山盛りの野菜を見ると「うわぁ」と思ってしまいます。
グリーンスムージーにしろサラダにしろ、どちらも続けなければ意味がありません。だったらなるべくなら続けやすい方がいいですよね。
無理せずに続けられるという点ではグリーンスムージーの方がいいと思います。
サラダを食べるのがしんどいという方は、ぜひ試してみてください。
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