グリーンスムージーと酵素ドリンクの違いは?
グリーンスムージーと同じく最近人気のあるドリンクに酵素ドリンクというものがあります。芸能人やモデルさんにも愛用者が多いようですね。
その名の通り酵素が含まれており体にいいとの事ですが、同じく体にいいグリーンスムージーと一体何が違うのでしょうか?
違いが知りたい!ということで、今回はそんな疑問にお答えしてみようと思います。
酵素ドリンクとは
グリーンスムージーについてはグリーンスムージーってこんなモノ!の記事で詳しく説明しているので詳細は省きますが、簡単に言うと「生の葉野菜を皮や種など丸ごと使用したスムージー」です。
一方、酵素ドリンクとはそのまんま、「酵素が含まれた飲み物」です。
その酵素ですが、まず酵素とは「生物の体内に取り込まれた食物の成分を消化や代謝させる作用を持つ分子(消化酵素)」です。さらにそれだけではなく、呼吸や筋肉を動かす、皮膚の新陳代謝、血液の循環など体の全ての生命活動に関わっていて、生きるためには必要不可欠な成分です。
酵素が不足するとすぐにそのサインが体調に現れます。具体的には、肉体的にも精神的にも調子が悪くなります。怖い。
この酵素はもともとは私たちの体の中で生成されるものです。しかし、その生成量は一定なため、より効果を得たい時や何かのせいで酵素不足になっている場合は、外部から摂取する必要が出てきます。
そういった場合のための飲み物が酵素ドリンクです。
酵素は主に発酵食品や生の食品に多く含まれています。酵素ドリンクはどちらかというと発酵食品になります。
酵素ドリンクとは、野菜や果物などから抽出したエキスを熟成発酵させ、酵素を多く含んだ飲み物なのです。
ちなみに手作りしたグリーンスムージーにも酵素が含まれています。
この2つの違いはなに?
酵素ドリンクとグリーンスムージー違いとしては、酵素ドリンクは野菜やフルーツのエキスを発酵させた「発酵食品」、グリーンスムージーは生の野菜やフルーツを丸ごと使用した「一般的な食品」、ということになります。
食品としての分類以外にも、原料や製法も違います。
原料だと、酵素ドリンクは様々な野菜やフルーツを使用しているのに対して、グリーンスムージーは基本的に葉野菜とフルーツのみを使用しています。
製法に関しても、酵素ドリンクはエキスを抽出して熟成・発酵させているのに対して、グリーンスムージー加熱処理などの加工をせずに生のままミキシングされるという違いがあります。
また、含まれる成分の方向性も違います。
酵素ドリンクは名前の通り、酵素をメインの成分にしていますが、グリーンスムージーは栄養素や食物繊維がメインです。
さらに、手作りした場合のグリーンスムージーは、生の野菜を使うので酵素も含まれます。
味に関しての違いについては残念ながらわかりません。わたしは酵素ドリンクを飲んだことはありませんが、製法から、恐らく飲む黒酢のような感じなんだろうなと思っています。
実際に、エキスを黒酢と混ぜて熟成・発酵させて作る場合もあるようです。
もしそうなら、そもそもグリーンスムージーとはぜんぜん違う飲み物ですね。
どっちがいいのか
さて、酵素ドリンクが何なのかということがわかったところで、「じゃあグリーンスムージーとどっちがいいの?」ということなのですが、これは難しい問題です。
酵素は体の各働き、消化や吸収・代謝などに関係しているため、グリーンスムージーと同じくダイエットや美容・健康などに効果的と言われています。
酵素も栄養もどちらも体には必要不可欠なので、どっちがいいかということは栄養面では判断できません。(少なくともわたしには出来ません)
ですのでコスト的な面で考えてみます。飲み続けるためにはコストは無視できない問題ですからね。
まず酵素ドリンクですが、これは基本的に市販されているモノを買うという方法しかないでしょう。自作もできますが、「発酵させる」という工程が必要なため作成に時間がかかり、毎日飲むには現実的ではありませんし失敗して腐らせる可能性があります。
一方グリーンスムージーですが、こちらはミキサーさえあれば自作するのは意外と簡単です。もし市販のグリーンスムージーを買うとしても、酵素ドリンクは市販品の値段が割りと高いのに対して、グリーンスムージーは値段が比較的安い場合が多いです。
ですのでコストの差ということで、「どちらがいいか」ということの結論は、グリーンスムージーに軍配が上がります。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
スムージーや酵素ドリンクなど、最近は健康ドリンクが色々と増えてきて、どれがどれだかわからなくなってしまいます。しかしそれぞれ違いはちゃんとあるので、その違いをしっかり理解して、自分にとって一番いいモノを選択できるようになりたいですね。