え、同じじゃないの!?グリーンスムージーと野菜ジュースの違い
グリーンスムージーは野菜(主に葉野菜)を原料としていますが、野菜を原料にしているのは野菜ジュースも同じ。
この2つは何が違うのでしょうか?
もし同じなのだとしたらわざわざグリーンスムージーを飲まなくても、コンビニの野菜ジュースでいいような気もしてきます。
しかしこの2つにはちゃんとした違いがあるのです。ここではそんな疑問にお答えしていこうと思います。
グリーンスムージーと野菜ジュースの違い
グリーンスムージーと野菜ジュース、どちらも原料は野菜ということはお分かりだと思います。
では何が違うのかというと、主に「原料」と「製法」です。
ここが両者の違う点でもあり、またグリーンスムージーの利点でもあります。
原料の違い
野菜ジュースの原料は野菜であることはご存知だと思いますが、野菜ジュースの場合は「様々な」野菜を原料としています。
野菜にも様々な種類があります。レタスやキャベツなどの「葉野菜」、大根やレンコン、にんじんなどの「根野菜」、または色による区別で「緑黄色野菜」など。
野菜ジュースは、それらの様々な野菜が入り混じっています。これは1つ1つの野菜の割合が少ないという事です。
1つ1つの割合が少ないという事は、それぞれに含まれる成分も少なくなるということであり、結果、色々な成分をちょっとずつ摂取することになります。
また様々な野菜ということは、ダイエットなどには適さない、例えば糖質やカロリーの高い野菜なども含まれている可能性があります。
これに対して、グリーンスムージーの原料は主に「葉野菜」です。大抵フルーツも含まれますが、野菜としては主に葉野菜のみが原料とされます。(例外もあります)
葉野菜(グリーン)は、野菜の中でも特に栄養素が豊富と言われており、その葉野菜をメインとしているのがグリーンスムージーです。
原料の野菜の種類は野菜ジュースに比べて少ないですが、そもそも葉野菜は野菜の中でも特に栄養豊富と言われているので、問題はありません。
また、野菜やフルーツは果実部分よりも皮などに栄養が多く含まれることが多いため、素材を生のまま、皮や種ごと原料にするという点もグリーンスムージーの特徴であり、野菜ジュースとの大きな違いです。
つまり、
野菜ジュース→様々な野菜を原料にする
グリーンスムージー→葉野菜だけを生で丸ごと原料にする(フルーツを含む場合あり)
ということです。
この原料の方向性の違いが野菜ジュースとグリーンスムージーの違いです。
製法の違い
こちらは市販の野菜ジュースの話になりますが、市販の野菜ジュースは加工されています。
市販のものは作られる過程で加熱処理などをされている場合が多く、また野菜の一般的に食べる部分しか原料としていないと言われています。
これに対してグリーンスムージーの場合、野菜を生のまま使用するので加熱処理などの加工は一切しません。
さらに、一般的に野菜ジュースは「ジューサー」を使って作りますが、グリーンスムージーは「ミキサー」を使って作ります。
ジューサーは原料を細かくしたり押しつぶしたりしてエキスを抽出し、残りカスは捨てますが、ミキサーは原料の全てを細かく刻み、ドロドロにします。
このため、野菜ジュースは「必要な部分(エキス)だけを取って後は捨てる」、グリーンスムージーは「素材の皮や種を含む全てを使用する」という製法上の違いがあります。
どっちがいいの?
さて、2つの違いについてはご説明しましたが、ではどちらがいいのでしょうか?
結論から言うとグリーンスムージーの方が良いと思います。
なぜなら、グリーンスムージーは素材の皮や種ごと丸々使っているので、野菜ジュースに比べて栄養価が非常に高いからです。また、加熱処理などをせず、生のまま使用するので栄養素の破損や劣化がありません。
また、野菜ジュースのように様々な野菜を原料にした場合、素材によってはカロリーが高くなることが考えられます。そういった点でもグリーンスムージーは葉野菜メインなので心配がいりません。
このような理由からグリーンスムージーの方がいいと考えられるわけです。
まとめ
グリーンスムージーの方がいいと言いましたが、なにも野菜ジュースが悪いというわけではありません。野菜や栄養が摂取できるという点ではどちらも同じです。
しかし、「より健康にいい」「ダイエットや美容・健康に効果的な方がいい」ということなら、やはり個人的にはグリーンスムージーの方が優秀かなと思います。
もし自作するにしても、同じ手間がかかるなら効果的な方がいいですもんね!
普段から野菜不足や健康が気になっているのならば、野菜ジュースよりもグリーンスムージーがオススメです。